辛い実習、国試を乗り越え、看護学校を卒業。

晴れて看護師として白衣を身にまとい、就職しました。

ようやく憧れていた看護師になれたという喜びと期待の一方、「どんな仕事を すればいいのかな」「ちゃんと仕事ができるだろうか。」「ミスしないだろうか」と初めての業務に緊張と不安でいっぱいだと思います。

新人看護師は学生の実習とはどう違うのでしょうか?

新人看護師の業務とは具体的にどのような内容になっているのでしょうか?

新人看護師の4月の業務はほぼ研修で終わると言っても過言ではありません。

厚生労働省 によると、保助看法・人格法の改正により2010年4月から新人看護職員の卒後臨床研修が努力義務化となったことにより新人看護師への教育のため研修時間が増えたことによります。

ですので、4〜5月のうちは学校生活とあまり変わらず、講義を聞き研修を受ける。

ということが新人看護師の業務の大部分を占めることとなります。

学生と違うことといえば、白衣を着て講義を受ける。

ということと、研修を受けている時間にも給料が支払われるということですので、学生の延長気分で研修を受けるのではなくしっかりと社会人の自覚を持 って研修に挑みましょう。

研修の内容は医療安全・接遇マナー・倫理・看護基礎学・解剖生理・実技研修など様々な内容になります。

接遇マナーは看護師の研修の中でも重要視されており、マナー講師を招いて研修を行う病院も多く、力を入れています。

最近では看護師の離職を防ぐためにメンタル ヘルスの研修を取り入れている病院も多いです。

看護基礎学や解剖生理は「学校でやったのにまたやるの?」と思うかもしれませんが、大抵の人は国試が終わったあとの開放感で忘れているものです。

解剖生理は看護師の仕事を続けている限り避けては通れませんのでしっ かりと復習しておきましょう。

実技研修では採血・静脈ルートの確保・輸液ポンプとシリンジの取り扱いなどがあります。

学校でも採血の実技があった人もいるかもしれませんが、就職後の研修で始めて人に針を刺すという人も多いでしょう。

研修では新人看護師同士で刺し合うというのが定番です。

学生のころは医療機器に触らせてもらえなかったですが、就職すれば医療機器に触れることが多くなります。

取り扱いを間違えれば患者の命に関わる機 械もありますので、看護師としての自覚を持って取り組む必要があります。

5月の半ばごろになれば研修が終わり、配属された病棟での業務が始まります。

初日はオリエンテーションを受け、病棟の説明を受けると思います。

それが終わればいよいよ、患者さんの元に向かいます。しばらくは「シャドーイング」と言って先輩看護師の後をついて回り業務の流れを覚えるという業務です。

実際に患者さんに援助することがあるかもしれませんが、すべて先輩看護師の指示の元に一緒に行っていきます。

シャドーイングの目的には1日の業務の流れを把握するということがあります。◯時〜清拭、そのあとにバイタルサインを測って、そのあとは点滴と血糖測定それから食事のセッティング...といったように多忙な業務がタイムスケジュールとして決められています。

病棟の一スタッフとして働くた めにはみんなと同じタイムスケジュールで動くことにより、業務の流れ乗ることができます。

シャドーイングで業務の流れを掴み、さらに先輩看護師がどのように患者さんと接しているのかまじかで見れるよいチャンスです。

シャドーイングが終わればいよいよ受け持ち業務が始まります。

新人看護師は何をするのも危なっかしいので、最初のうちは必ず先輩が後ろについてきてくれます。

その点では学校での実習と同じかもしません。

しかし、看護師免許を持っているので実際に薬剤の投与もできるし、医療機器を扱うことができます。

業務内容は1つずつあげたらキリがありません。

予定されているものもあれば、緊急でやらないといけない処置も多いです。

最初は先輩と一緒に行い、自立して行えることを目指します。

初めて行う処置は「初めてなので一緒にお願 いします」と先輩に声をかけてから行うようにしましょう。

受け持ち人数も1人から始めて徐々に増えていきます。

受け持ち人数が増えていけば、人数に伴い業務も煩雑となっていきます。

優先順位をつけて行動していく必要があるので少人数の受け持ちのころから意識 して行動していけるようにしましょう。

新人看護師の業務は研修から始まり、徐々に業務の幅を広げていきます。

最初から業務ができる人なんていません。

日々、少しずつできることが増えていけばよいのです。毎日1つのことを覚えたら1ヶ月で20〜25個。

1年で300個近くになります。

それって凄いことだと思いませんか?

焦らず業務を行い、身につけ成長していければ良いのです。

周囲の人もそのように考え見守ってくれています。

最後に体調管理も仕事のうちです。

慣れない業務に心身共に疲労がたまると思いますが、自分なりに息抜きをし体調を整えていきましょう!

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